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五輪候補除外 日本レスリング協会が会見

2013年2月13日 22:01
五輪候補除外 日本レスリング協会が会見

 国際オリンピック委員会(=IOC)が現地時間12日、スイスで理事会を開き、20年夏のオリンピックで実施する競技の候補からレスリングを外すことを決めたことを受け、日本レスリング協会が13日午後、会見を行った。

 日本レスリング協会・福田富昭会長「12日午後7時40分過ぎに、AP(通信)の第1報でレスリングがコアの25の競技に入っていないということを受けまして、事前の連絡や調査、意向も全くない中で、IOCの理事会が急に発表したことに驚きを隠せない。従って全くどういう経緯、事情かわからない。また、IOCから明確な説明も今のところありません」

 日本レスリング協会・高田裕司専務理事「レスリングも枠から外れる可能性がある。ただし、25(競技)の中には入るだろうという余裕があったんじゃないかと。今回は本当にレスリング協会もうかつだったし、世界のレスリング協会もうかつだった。9月の総会でレスリングが入れるように、国際的に普及と、枠に入ることを願う」

 ロンドンオリンピック金メダリスト・米満達弘選手「ショックっていうか、ものすごく驚いて、ものすごく残念な気持ちでいっぱい。とにかく言葉にできなかったですね。レスリングのモチベーションっていうのはオリンピックなんですよ。なので、これから何を目標にしていいのかわからない」

 ロンドンオリンピック銅メダリスト・湯元進一選手「僕は小さい頃から(レスリングを)やっていたので、今一番ショックを受けているのは子供たちだと思うんですよ。僕らもオリンピックがあったから頑張ってこられたというのがあるので、僕らはそういう現役の選手の立場として、何かしたいという思いはあります」