リクルート創業者・江副浩正元会長が死去
「リクルート」の創業者で、リクルート事件で有罪が確定した江副浩正元会長が8日、死去した。76歳だった。
「リクルートホールディングス」によると、江副元会長は8日午後3時過ぎ、東京都内の病院で肺炎のため死去した。
江副元会長はリクルートを創業し、就職情報を中心とした巨大企業グループに成長させたが、88年にリクルート関連会社の未公開株を政治家や官僚らに大量に譲渡したことが発覚、89年に贈賄罪で逮捕・起訴され、03年に有罪判決が確定した。その後は経営の一線から退き、若手芸術家を支援する活動などを行っていた。
リクルートホールディングスは「会社発展の礎を築いた江副元会長の死去は極めて残念」とコメントしている。