中国大気汚染、日本への「越境汚染」に懸念

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中国大気汚染、日本への「越境汚染」に懸念

< 2013年2月5日 0:02 >


 中国で大気汚染が深刻さを増す中、福岡市では先月から大気中の汚染物質が基準値を上回るなど「越境汚染」への懸念が広がっている。

 先月31日、福岡市の上空は遠くが見えないほどかすんでいた。中国大陸から流入してくる大気中の非常に細かい粒子が原因とみられている。中国の大気汚染は、自動車の排気ガスや暖房のために燃やす石炭、工場から出る煙などが原因で、排気ガスに混じる「PM2.5」という微粒子が特に問題となっている。

 PM2.5は、直径2.5マイクロメートル以下の空気中の微粒子で、大きさは髪の毛の太さの30分の1、花粉よりもはるかに小さく、肺の奥深くまで入り込んで健康に重大な影響を与えるおそれがあるという。PM2.5が西から吹く偏西風にのって日本、特に地理的にも近い九州北部に多く流れ込んでいるとみられている。

 空気中のPM2.5の量を表したシステムを開発した一人である九州大学の応用力学研究所・竹村俊彦准教授は「九州では数年前から、そういったことは起こっている。本格的な越境大気汚染の影響が出てくるのは、これから先。2月以降、梅雨前までがシーズン。その季節には注意が必要となってくる」「風邪用や花粉防止マスクよりサイズが小さいので、マスクをしても微粒子が素通りしてしまう。N95といったマスク、本来は医療用や工事現場などで使われるものだが、そういったものは効果がある」と話す。

 福岡市は、市内の6か所でPM2.5の量を測定している。福岡市では、先月31日に最も高い濃度の52.6マイクログラムを測定、先月は3回、国の基準値(一日平均35マイクログラム以下)を超えた。

 環境省は「直ちに健康に被害が出るわけではない」としているが、専門家は「PM2.5の数値が高い日は注意が必要だ」と話している。

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