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JR大船渡線のBRT 3月2日から運行

2013年2月1日 3:21
JR大船渡線のBRT 3月2日から運行

 先月31日、「JR東日本」盛岡支社の福田泰司支社長が記者会見で、東日本大震災で被災し、不通となっている岩手県のJR大船渡線に仮復旧として導入されるBRT(=バス高速輸送システム)は、3月2日の始発から運行されることを発表した。

 運行区間は大船渡線の盛から気仙沼の間で、ノンステップ型のハイブリッドバスなど12台が導入される。ルートは、現在、工事が行われている専用道路と一般道を使って、大船渡市の盛駅から陸前高田市の海側を通るルートや、国道45号を利用し、高田病院や陸前高田市役所の仮庁舎を通るルートなど6つの系統。最も本数が多い陸前高田と盛駅の間は、上下計1日51本が運行されるが、バスだけを利用する場合の運賃は鉄道と同じ額に設定される。

 また、運行の開始に合わせて大船渡駅の駅舎が整備される他、陸前高田市に長部駅と高田病院駅が新設される。

 JR東日本は、大船渡駅と小友駅の間で専用道も着工していて、運行が始まる3月2日には大船渡駅前で記念式典が開かれる。