NY株、44ドル安 終値1万3910ドル
アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は上昇傾向が続いていて、1万4000ドルの大台を前にした値動きが続いている。29日に5年3か月ぶりの高値をつけたが、30日は高値への警戒感から特に午後になって値を下げ、前日比44ドル安い1万3910ドル42セントで取引を終えている。
30日はアメリカの去年10月から12月期のGDP(=国内総生産)の速報値が発表され、この中で自動車や住宅投資など個人消費が伸びていることなどからアメリカの景気回復は着実であるとみる市場関係者も多くいる。その一方で、同じ30日、アメリカの金融政策を策定するFRB(=連邦準備制度理事会)は「経済情勢は、ここ数か月間足踏み状態にあり、失業率も高い水準である」との声明を発表し、事実上のゼロ金利政策を続けることを決めている。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比11.35ポイント下げ、3142.31で取引を終えている。