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大津中2自殺 第三者委、市長に報告書提出

2013年1月31日 20:43
大津中2自殺 第三者委、市長に報告書提出

 滋賀・大津市でいじめを苦にしたとみられる中学2年の男子生徒の自殺から1年余りたった31日、いじめの実態を解明していた大津市の第三者委員会は、越直美市長に報告書を手渡した。

 越市長はいじめの実態解明を目指し、去年8月、外部有識者による第三者委員会を立ち上げ、再調査を指示していた。

 第三者委員会が提出した報告書では、「いじめが自殺につながる直接の要因になった」とされた。さらに、学校側の対応については「責任が大きい」と批判した。

 越市長は「1年以上たった現在も学校や教育委員会において、調査や対策はなされていません。学校、教育委員会については、大変厳しい指摘をいただいたものと厳粛に受け止めています」と述べた。

 現在、民事裁判で遺族と争っている大津市は、この報告書を基に和解するかどうか判断するとしている。