柔道女子日本代表・園田隆二監督が暴力行為などで選手から告発された問題で、日本オリンピック委員会（＝ＪＯＣ）・竹田恒和会長が３０日に文科省を訪れ、下村博文文科相に経緯を説明して謝罪した。

　竹田会長「この度は（全日本）柔道連盟の件で、大変ご迷惑をおかけしたことを心からおわび申し上げたいと思います」

　下村文科相「国内外においても日本のスポーツに対する信頼がきちんと回復するように、ＪＯＣが主体的に対応していただきたいと思います」

　竹田会長は謝罪をした上で、「今後こういったことが起こらないように指導していく」と述べた。これに対し、下村文科相は、他の競技でも暴力などが行われていないか調査するよう求めた。

　また、竹田会長は近く、緊急の理事会を開き、今後の対応を協議することや、全日本柔道連盟が選手へのヒアリングをする際に、ＪＯＣの関係者を立ち合わせることなどを明らかにした。