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NY株、72ドル高 1万4千ドル台に迫る

2013年1月30日 8:50

 29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価終値は、好調な企業決算などを受け、前日比72ドル49セント高の1万3954ドル42セントとなり、1万4000ドルの大台が目前に迫っている。

 この日のニューヨーク株式市場は、大手企業の決算発表が引き続き好調だったため、幅広く買いが進んだ。大手製薬会社の「ファイザー」が発表した決算は、純利益が前年比で4倍以上になるなど、予想を上回る結果となった。市場関係者は「これまでの企業の決算が予想されたよりも良かったことで、市場に安心感が広がっている」と指摘した。

 ダウ平均株価は07年10月以来の1万4000ドル超えまで、あと50ドル足らずと迫り、市場関係者は「財政の崖の問題も一旦棚上げとなり、ヨーロッパの債務危機も落ち着いていることから、1万4000ドルの突破を妨げる予測はない」と話している。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比0.64ポイント下げ、3153.66で取引を終えている。