北朝鮮で２８日、朝鮮労働党の末端組織である党細胞の幹部を集めた大会が開かれ、金正恩第１書記が出席した。核実験を強行する構えを示す中、体制を引き締める狙いがあるとみられる。

　北朝鮮の国営テレビは２８日、平壌で開幕した「党細胞書記大会」の模様を放送した。党細胞は職場などに設けられた朝鮮労働党の末端組織で、党細胞の大会が開かれるのは０７年１０月以来となる。

　大会の冒頭、金第１書記は開会の辞を述べ、「党を強化するにあたり党細胞の任務が重要だ」と強調した。また、「党細胞さえしっかりしていれば、軍と人民を奮い立たせ、世界を驚かせるような奇跡をもたらすことができます」と述べている。

　３回目の核実験を強行する構えを示す中、北朝鮮としては体制を引き締める狙いがありそうだ。