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東海道新幹線 大規模改修を5年前倒し

2013年1月29日 21:36
東海道新幹線 大規模改修を5年前倒し

 「JR東海」は29日、東海道新幹線の老朽化に伴うトンネルなどの大規模な改修計画を5年前倒しし、今年4月に始めることを国交省に申請した。

 JR東海によると、大規模改修の対象となるのは東海道新幹線の路線にある全てのトンネル橋梁(きょうりょう)で、総延長は全体の約半分にあたる240キロ。

 これまでJR東海は、18年から10年間で橋梁の建て替えなどを計画し、国交省の承認を得て費用の積み立てを行ってきた。しかし、独自の研究により、補強で劣化による損傷を抑える工法を開発したことなどから、29日、計画を5年前倒しし、今年4月から始めることを決め、国交省に申請した。費用総額は7308億円で、新たな工法により、当初の計画より約3600億円の費用を削減できるという。