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安倍首相、日中首脳会談開催に前向きな姿勢

2013年1月29日 22:01
安倍首相、日中首脳会談開催に前向きな姿勢

 安倍首相は29日夕方、日本テレビの報道番組「news every.」に出演し、中国共産党・習近平総書記との首脳会談について、「問題があるからこそ、首脳会談を開くべき」と述べ、前向きな姿勢を示した。

 安倍首相「問題があるからこそ、首脳会談を開いたり、ハイレベルの会談を行うべきだと思っている。ですから私は、当然そういう状況になってくれば、首脳会談ということも考えたい」

 安倍首相は「尖閣諸島は我が国固有の領土だ。交渉の余地はない」とした上で、「戦略的互恵関係に立ち戻る必要があり、そのために必要であれば首脳会談する」と述べた。

 また、TPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉参加については、今年夏の参議院選挙までに方向性を示す考えを明らかにした。

 安倍首相「選挙の前に(TPPなどについての)争点を隠していこうという考え方は、私はしない。選挙の前に基本的に姿勢を示していく方向性は示していきたいと思う」

 さらに、次の日銀総裁の条件として、「政府の金融政策の考え方を共有し、強い意志を持っていること」「国際社会への発信力があること」「説明能力が高いこと」を挙げた。また、「出身母体は問うつもりはない」と述べ、財務省出身かどうかなどは条件にしない考えを示した。