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体罰で大ケガ、藤村女子中の元柔道部員提訴

2013年1月23日 16:49
体罰で大ケガ、藤村女子中の元柔道部員提訴

 柔道の強豪校として知られる東京・武蔵野市の藤村女子中学校の元柔道部員が、体罰で大ケガをしたとして、学校側に対して約500万円の損害賠償を求める訴えを起こした。

 訴えを起こしたのは、藤村女子中学校に通っていた16歳の元柔道部員。訴えによると、元部員は09年から約1年半の間に、練習中の事故で3回にわたって鎖骨を折る大ケガをした。また、11年3月には、顧問の男性教諭から「やる気があるのか」と頬を平手打ちされ、耳の鼓膜が破れる大ケガをしたということで、元部員は、男性教諭と学校側に495万円の損害賠償を求めている。

 23日に東京地裁立川支部で開かれた第1回口頭弁論で、学校側は争う姿勢を示した。学校を運営する学校法人「井之頭学園」は「こちらが把握している事実と違うことも含まれている。裁判の中で明らかにしたい」としている。