×

現地スタッフ証言「日本人殺されるの見た」

2013年1月22日 17:51

 日本人7人の死亡が確認されたアルジェリアの人質事件で、一時人質となったアルジェリア人の現地作業員を名乗る男性がNNNの取材に対し、「日本人が殺されるのを見た」と証言した。

 16日の事件発生の様子を証言したのは、プラント会社「日揮」のアルジェリア人スタッフ「ラムジー」と名乗る男性で、17日午後、アルジェリア軍の攻撃が始まったのにあわせて仲間と共に白旗を掲げて脱出し、保護されたという。

 男性「礼拝のため、午前5時半に起きていた私がトイレに向かおうとしていた時、突然、銃声が聞こえました」

 その後、機関銃を持った軍服姿の男が部屋に現れ、男性に「異教徒を殺しに来た」と告げた。

 男性「『怖いか』と聞かれ、『怖い』と言うと、『心配する必要はない』と言われました。部屋に戻り、電気を消して部屋から出ないように言われました。部屋にいくつか窓があるので、のぞいてみると、外に2人いました。1人が日本人で、もう1人はフィリピン人、2人とも目の前で殺されました」

 男性は、殺害された2人とは面識があったという。