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“自炊”訴訟 1社が作家側の主張認める

2013年1月21日 14:45
“自炊”訴訟 1社が作家側の主張認める

 本をスキャンして自分で電子書籍を作る「自炊」の代行は違法だとして、浅田次郎さんら人気作家7人が代行業者3社に事業の差し止めなどを求めた裁判が21日に東京地裁で始まり、業者側のうち1社は作家側の主張を認めた。

 この裁判は、浅田さんや東野圭吾さんら人気作家7人が、自分で電子書籍を作る「自炊」を業者が代行することは著作権の侵害にあたると訴えているもの。

 作家側は、業者3社に代行事業の差し止めと損害賠償を求めている。21日の裁判で、代行業者の1社は作家側の主張を全面的に認め、謝罪した。

 一方、残りの2社は「『自炊』の代行は著作権侵害にはあたらない」として争う姿勢を示した。