学生が企画 日中合同“成人式”で交流
中国・北京の日本大使館で5日、日本人留学生と地元の大学生らが合同で「成人式」を開き、「二十歳」を祝った。
日中合同の成人式は、北京の日本人留学生が企画して開催しているもので、今年で3回目となる。尖閣問題などで日中関係が悪化する中でも交流を続けようと今年も開かれ、日本人留学生と中国人の大学生合計約200人が参加した。
和服やチャイナドレスなど思い思いの姿で、日本と中国それぞれの伝統芸能などを披露し、二十歳を祝った。
中国人大学生・楊敏さん「(中国では)18歳のときにちょっとした成人式はあるけれど、こんな盛大な式典はないです。とても面白いですね」
日本人留学生・加瀬琴菜さん「もっと(日中間の)交流をできるようにして、国家間の関係も良くなってくれたらいいと思う」
式では先月着任した木寺昌人中国大使が挨拶し、「日中関係は難しい状況にあるが、新成人の皆さんはお互いに膝をつき合わせて理解し合い、切磋琢磨(せっさたくま)してほしい」とエールを送った。