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天皇陛下「被災者が深く案じられます」

2013年1月1日 8:12
天皇陛下「被災者が深く案じられます」

 天皇陛下は、新年を迎えた感想を文書で寄せられた。

 感想の中で、天皇陛下は「東日本大震災から2度目の冬が巡ってきました。放射能汚染により、かつて住んでいた地域に戻れない人々や、仮設住宅で厳しい冬を過ごさざるを得ない人々など、年頭に当たって被災者のことが改めて深く案じられます」とつづられた。

 また、天皇・皇后両陛下は、去年の出来事について和歌を詠まれた。天皇陛下は、去年、8年ぶりに訪問した沖縄に思いをはせ、「弾を避けあだんの陰にかくれしとふ戦(いくさ)の日々思ひ島の道行く」と詠まれた。また、皇后さまは、震災の被災者たちの復興への歩みに思いを寄せ、「今ひとたび立ち上がりゆく村むらよ失(う)せたるものの面影の上(へ)に」と詠まれた。