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集団暴行被害で重体の女子学生死亡 インド

2012年12月30日 9:34

 インドの首都・ニューデリーで性的暴行を受けて重体となっていた女子学生(23)が29日、死亡し、当局は、拘束していた男6人を殺人罪で起訴した。

 ロイター通信によると、この事件は16日、ニューデリーで女子学生がバスの中で男6人に性的暴行を受け、その後、車の外に放り出されて重体となっていたもの。女子学生は入院先の病院で29日に死亡。当局は、拘束していた男6人を殺人罪で起訴した。

 事件を受け、性的暴行事件への対策強化を訴えるデモがインド各地で発生し、一部が暴徒化していた。29日夜には死亡した女子学生の追悼集会が開かれ、当局は警官数千人を配置するなど、厳戒態勢を敷いた。インド・シン首相は声明を出し、「感情を排した議論が必要だ」と国民に冷静な行動を呼びかけている。