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大飯原発、2度目の断層調査が終了

2012年12月29日 19:41
大飯原発、2度目の断層調査が終了

 全国で唯一稼働している大飯原発(福井・おおい町)で29日、原子力規制委員会の2度目の断層調査が終わった。年明けの会合で、調査団がどこまでの結論を導き出せるかは不透明となっている。

 調査団のメンバーは、初日の28日に悪天候で確認できなかった1・2号機背面の調査用の縦穴で「F-6」と呼ばれる断層の位置や長さについて調べた他、これまでに地層のズレが見つかっている敷地北側の縦穴でも「地すべりだ」とする「関西電力」の主張に問題がないかどうかなどを改めてチェックし、2日間の調査を終えた。

 メンバーの多くは「依然として活断層の可能性は否定できない」と指摘しているものの、それぞれの見解は一致しておらず、年明けに行われる評価会合で調査団としてどこまでの結論を導き出せるかは不透明のもよう。