笹子トンネル、対面通行で仮復旧
天井板の崩落事故で通行止めになっていた山梨県の中央自動車道・笹子トンネルは29日午後、下り線のトンネルを対面通行にして仮復旧した。
対面通行は29日午後1時に下り線の笹子トンネルとその前後を合わせた約8キロの区間で始まった。対面通行区間とその周辺は時速40キロから60キロに速度を規制している。
「中日本高速道路」は、対面通行の影響で例年より激しい混雑が予想されるとし、迂回(うかい)路として利用されている中央道・富士吉田線の大月IC~河口湖ICを来年1月1日午前0時から無料化する。
混雑のピークは、来年1月2日の上り線で笹子トンネル付近を先頭に最大45キロの渋滞が見込まれ、中日本高速道路は迂回路の活用を呼びかけている。