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大飯原発の断層「地すべり」に疑問の声

2012年12月29日 2:27

 大飯原発(福井・おおい町)の断層調査で28日、原子力規制委員会の調査団からは、「関西電力」が主張する「地すべり」に疑問の声が相次いだ。

 2度目となる調査は、専門家5人が調査用の「D-6」断層の縦穴で地層の状態を詳しく調べた。前回、この縦穴で見つかった地層のずれは、活断層か地すべりかで専門家の見解が分かれ、規制委員会は関西電力に追加調査を指示している。

 調査後、専門家からは「活断層かどうかは慎重に見極める」とした一方で「地すべり」だとする関西電力の主張には疑問や納得していないという声が相次いだ。なお調査は29日も続けられる。