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安倍首相が福島第一原発視察 作業員を激励

2012年12月29日 18:49
安倍首相が福島第一原発視察 作業員を激励

 安倍首相は29日、就任後初めての視察先となる福島県を訪れ、「東京電力」福島第一原発で作業員らを激励した。

 安倍首相は「これだけ大規模な廃炉に向けた作業は、人類史上、初めての挑戦だ。この挑戦を成功裏に収めなければならない」と述べた。また、「この挑戦が成功して初めて、福島の復興、日本の復興につながっていく。国としても全面的にバックアップする」と強調した。

 安倍首相は構内をバスに乗って回り、原子炉建屋などを視察した。

 続いて、原発事故によって全村避難を余儀なくされた川内村を訪れ、金属加工場やレタスを室内で栽培する試験場など、復興を進める村の様子を視察した。

 視察後、安倍首相は「避難している人になるべく早期帰還をしていただくという意味において、『早期帰還促進プログラム』を進めていくことによって、具体的に前に進めていきたい」と述べた。また、復興庁に全て権限を集中させることで復興を促進させたいとの考えを示した。