特別国会が２６日、召集された。自民党・安倍総裁は同日午後に新しい首相に選ばれた後、同日中に第２次安倍内閣を発足させる方針。

　召集日の２６日、国会には、今回の衆議院選挙で初めて当選した新人議員らが早朝から登院した。

　日本維新の会・東国原英夫衆議院議員「県知事時代は何回も来たが、そういう意味でここの中のプレーヤーになる。感覚がちょっと違う」

　自民党・津島淳衆議院議員「これから代議士としての務めを果たしていかなければいけない。非常にいい緊張感を持ってこの朝を迎えています」

　一方、首相官邸では２６日午前９時から臨時閣議が開かれた。臨時閣議では閣僚の辞表が取りまとめられ、野田内閣は総辞職した。政権交代から３年３か月余り、民主党を中心とする政権は幕を下ろした。

　こうした中、新しい内閣は経済関係の閣僚に経験者や担当分野のスペシャリストを配置するなど、「経済重視」の布陣と言えそうだ。官房長官に菅前幹事長代行、副総理・財務相・金融担当相に麻生元首相、経済再生担当相に甘利前政調会長、経産相に茂木元政調会長、農水相には政策通で知られる林元防衛相がそれぞれ内定している。また、中国との緊迫した関係が続く中、外相には岸田元国対委員長が内定し、防衛相には小野寺元外務副大臣の起用も固まった。

　２６日夕方に閣僚名簿が発表され、同日夜に安倍新内閣が正式に発足する。