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福井・永平寺で恒例の「大すす払い」

2012年12月22日 14:42
福井・永平寺で恒例の「大すす払い」

 福井県にある曹洞宗・大本山永平寺で22日、恒例の「大すす払い」が行われた。

 年の瀬の恒例行事となった大本山永平寺の大すす払いは、雲水にとって修行の一つとなっている。22日は午前4時半から、頭に手拭いを巻いたさむえ姿の雲水130人が、境内にある七堂伽藍(がらん)など計20の建物で順番に作業にあたった。

 このうち法要などを営む法堂では、長さ約7メートルの竹にササの葉をつけた特製のほうきで軒下や壁といった高い場所のほこりを払った他、雑巾で畳や障子の桟などを黙々と拭いて回るなど、1年の間にたまった汚れを丁寧に落としていた。

 大本山永平寺では、28日に雲水が総出で正月用の餅つきを行い、新年を迎える準備を整えるという。