公立高380校の教職員 補習授業で報酬
文科省は21日、全国の公立高校など380校余りの教職員が補習授業などを行った際、無届けで、PTA会費などから報酬を得ていたことを明らかにした。
公立学校の教職員が勤務時間外の補習授業などで報酬を受け取ることは、公務員の兼業にあたり、教育委員会の許可がない場合は、認められていない。
しかし、文科省の調査で、過去5年間に、全国の公立高校など380校余りの教職員が、補習や模擬試験の監督などを行った際、保護者から集めたPTA会費などから無許可で報酬を受け取っていたことがわかった。
文科省は今後、適切な手続きを経るよう、指導を徹底するとしている。