本格的な冬の到来とともに鍋料理などで使うカセットコンロの事故が増える傾向にあるとして、ＮＩＴＥ（＝製品評価技術基盤機構）が注意を呼びかけた。

　ＮＩＴＥによると、家庭で使用するガスコンロやカセットコンロの事故は昨年度までの５年間で計１３５４件発生、そのうち５１件が火災などによる死亡事故となっている。

　特に鍋料理などに使用するカセットコンロの事故は１１月頃から増加し、１２月から１月にかけて最も多くなる。原因の多くはカセットボンベの装着が不完全だったためガスが漏れて引火するなど、誤った使用方法によるものということで、ＮＩＴＥは取扱説明書をよく読み正しく使うよう呼びかけている。