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中国航空機が尖閣諸島を領空侵犯

2012年12月13日 15:20
中国航空機が尖閣諸島を領空侵犯

 藤村官房長官は13日午後、中国国家海洋局の航空機が同日午前に沖縄・尖閣諸島の上空を領空侵犯したことを明らかにした。海上保安庁の複数の巡視船が確認した。これを受け、航空自衛隊も緊急発進した。

 13日午前11時6分頃、警戒監視中の海上保安庁の複数の巡視船が、尖閣諸島・魚釣島周辺の日本の領空を旋回する航空機を確認したという。機体には「3837」という数字が記されていて、政府は中国国家海洋局所属の航空機と判断している。海上保安庁からの連絡を受けて航空自衛隊も緊急発進したが、すでに航空機は現場上空から退去していたという。

 尖閣諸島周辺では、中国の監視船がここ3日間連続して領海への侵入を繰り返していて、海上保安庁では警戒を強めている。

 藤村官房長官は、外務省が外交ルートを通じて中国に抗議したことを明らかにした。