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北朝鮮 “ミサイル”1段目を発射台に設置

2012年12月3日 16:05

 北朝鮮が今月10日から22日までの間に発射すると予告している、事実上の弾道ミサイルの「1段目」が、発射台に設置されたことがわかった。

 韓国政府の関係者によると、事実上の長距離弾道ミサイルは、今年4月に発射されたものと同じく3段で構成されており、衛星写真を分析したところ、東倉里の発射台に、3日までに1段目が設置されたという。前回も発射の約1週間前に1段目が設置されており、北朝鮮の予告通り、今月10日には発射が可能になるものとみられる。

 また、1日、平壌郊外にある山陰洞の軍事施設から、これとは別のミサイルとみられるものがトレーラーで運び出されたことがわかった。日朝関係筋によると、すでに発射準備が進められているミサイルの予備用である可能性が高いということで、北朝鮮が周到な準備を進めているものとみられる。