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信号機トラブルで報告書 JR北海道に勧告

2012年11月30日 18:20
信号機トラブルで報告書 JR北海道に勧告

 去年、北海道のJR追分駅構内で列車の信号機が赤に変わらない状況が続いたトラブルで、運輸安全委員会は30日、事故報告書をまとめ、「JR北海道」に対して勧告を行った。

 JR追分駅で去年6月、列車が通過した後、自動的に赤に変わる信号機が青のままというトラブルが、3日間のうちに4回発生した。

 運輸安全委員会は重大な事故につながる可能性があったとして調査しており、30日、当時行っていた配線工事の手順にミスがあり、別の信号機の青を指示する電流が流れたとする調査報告書をまとめた。工事途中での配線図のチェックをした形跡がなく、運輸安全委員会はJR北海道に対し、社員教育などを求める勧告を行った。

 JR北海道は去年5月にトンネル内で列車火災事故を起こしており、運輸安全委員会は調査を進めている。