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都知事選29日告示、4候補が共同会見

2012年11月28日 20:08
都知事選29日告示、4候補が共同会見

 来月に行われる東京都知事選挙は29日、告示を迎える。立候補を予定している9人のうち4人が28日、共同記者会見に臨んだ。

 日本記者クラブ主催の共同記者会見に臨んだのは、東京都・猪瀬直樹副知事、前日弁連会長・宇都宮健児氏、元衆議院議員・笹川堯氏、前神奈川県知事・松沢成文氏の4人。

 「2期にわたって石原都政を支えてきました。5年5か月の僕の仕事をさらに深めていきたい」-猪瀬氏は石原都政の継続を訴え、「東京電力」の改革や、地下鉄の一元化などの政策をさらに進めたいと訴えた。

 「脱原発を東京から進めて、原発のない社会を作りたい。東京都は、福島原発の被害者の支援を積極的に行う責任があると考えております」-宇都宮氏は「脱原発」を訴えるとともに、貧困格差の是正や福祉の充実を訴えた。

 「東京は優良会社ですから。優秀な都庁の職員がいますから。まとめきる人が必要なのであって、私が一番適任だと」-笹川氏は、このように述べ、東京から経済を回復し、世界一のまち・東京を目指すと訴えた。

 「東京から日本を変えるビジネスモデルを作りたい。もっともっと民間活力を導入できます」-松沢氏は、都庁の組織や事業をスリム化し、江戸城天守閣の再建などで、東京をテーマパーク化することを訴えた。

 共同会見では、松沢氏から共同街頭演説会の提案がされ、笹川氏は応じたが、宇都宮氏と猪瀬氏は「時間の調整がつけば」と述べるにとどまった。

 東京都知事選挙には4人の他、スマイル党総裁・マック赤坂氏、幸福実現党でミュージシャン・トクマ氏、政治団体代表・雄上統氏、元ネパール大使・吉田重信氏、発明家・中松義郎氏が立候補を表明している。