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韓国大統領選スタート、事実上の一騎打ち

2012年11月27日 13:56

 韓国の大統領選挙は27日、選挙戦が始まった。7人が立候補しているが、事実上、与党・朴槿恵候補と最大野党・文在寅候補による一騎打ちで、接戦となっている。

 与党・セヌリ党の朴候補は27日朝、父・朴正熙元大統領も眠るソウルの国立墓地を参拝し、「国民の皆様に幸せな国にすると約束しました。国民の皆様から受けた恩に報いたいと思います」と述べた。

 一方、最大野党・民主統合党の文候補は27日朝、ソウルで地下鉄に乗って選挙運動を開始し、「庶民派」をアピールした。文候補は「今回の選挙こそ、過去の勢力と未来の勢力の対決です」と語った。

 大統領選の最大の争点は「格差」をどう是正するかで、朴候補は分配と成長の両立が必要で大企業にも配慮を示しているのに対し、文候補は分配をより重視し、大企業に厳しい立場を取っている。

 大統領選の投開票は来月19日に行われるが、27日に発表された「リアルメーター」と「jtbc」の世論調査では、支持率は朴候補が45.4%、文候補が43.8%と拮抗(きっこう)しており、接戦となっている。