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中国初の空母、艦載機の離着艦訓練「成功」

2012年11月26日 8:29

 中国の国営テレビは25日、中国初の空母「遼寧」で行われた艦載機の訓練の様子を放送し、初めて甲板上で離艦と着艦に成功したと伝えた。

 訓練に使われたのは、ロシアの戦闘機をベースに開発したとみられる艦載機「殲15」で、中国中央テレビは25日、殲15がワイヤを使って遼寧の甲板上に着艦する様子や離艦する様子を放送した。

 中国中央テレビは「空母と艦載機の性能は良好で、設計の要件に達していた」と伝えている。

 中国は、遼寧について「訓練・研究用」と説明していて、今後、艦載機の離着艦の訓練を本格化させ、空母運用のための能力を高めていくとみられる。ただ、日本や東南アジアなど周辺国との緊張が高まる中での軍備増強の動きに、周辺国の警戒が強まりそうだ。