「東京電力」は、福島第一原発事故後のテレビ会議の映像を３０日に新たに公開すると発表した。

　東京電力によると、公開されるのは、原発事故後の１１年３月１６日から２２日と３月３０日から４月５日の約３３６時間の映像。この中には、発電所内の廃棄物処理施設にたまった低い濃度の放射性物質を含む汚染水約１万トンを海に放出する時や、自衛隊のヘリコプターによる使用済み燃料プールへの放水の際のやりとりなどが含まれているという。

　テレビ会議の映像については、全面公開を求める声が強いが、東京電力は前回と同じように報道関係者に限り公開を行い、一般には約１時間５０分の映像にまとめたものを公開する方針。