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維新の会と太陽の党が合流、代表に石原氏

2012年11月18日 1:22
維新の会と太陽の党が合流、代表に石原氏

 衆議院の解散から1日がたった17日、石原慎太郎前東京都知事らの太陽の党が、日本維新の会に合流することが決まった。石原氏は代表に、維新の会代表の大阪市・橋下徹市長は代表代行に就任する。

 政策に違いがあると指摘されてきた両党だが、今回、維新の会の政策を石原氏らが基本的にのむ形で合意した。しかし、これまで維新の会が掲げてきた30年代に原発ゼロを目指す方針は合意文書には明記されなかったという。

 野田首相も17日、視察先で「小異じゃないものも、大事なものも捨ててくっつくと“野合”になる」と述べるなど、政策に違いがある中での合流を批判している。こうした点を記者会見で指摘されると、石原氏が「それぞれ様々な意見を違える人間が一つの組織に属す形は、どの政党だってそうじゃないか」、橋下氏が「何から何まで全部一致なんて、そんな政党ありませんよ、世の中に」と、ともに反論する場面もあった。

 また、今後の第3極の連携について、石原氏は減税日本やみんなの党との連携になお含みを残している。「小異を捨てて大同につく」という石原氏の強い呼びかけから生まれた今回の合流が有権者にどう評価されるか、選挙戦の一つの焦点となりそうだ。