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東京大学、新入生に特別休学制度導入へ

2012年11月14日 21:19
東京大学、新入生に特別休学制度導入へ

 東京大学は14日、入学直後の学部の新入生が1年間休学して、ボランティア活動などに取り組めるよう、資金援助を含めた「特別休学制度」を導入すると発表した。

 この制度は、希望する新入生に対して、1年間休学とし、ボランティア活動や海外留学、企業へのインターンシップなど自主的な取り組みを促すもの。

 制度は、来年春から導入され、学生は入学の前後で休学中の活動予定を提出し、認められれば、最大50万円の補助金が支給される。休学中の活動は単位として認められないが、東京大学は、新入生30人程度を対象とする考え。

 この制度は、欧米で、入学資格を得た後、入学を延期して社会活動を行う「ギャップイヤー」に相当するもので、東京大学は「学ぶ意味を自ら発見できる学生を育てたい」としている。