北方領土問題を進展させるため、来月に予定していた野田首相のロシア訪問について、延期される可能性があることがわかった。

　政府関係者によると、野党が年内の衆議院解散を求め、野田首相が厳しい政権運営を迫られていることから、日本政府はロシア側に対し、具体的な日程をまだ提示できていない。また、ロシア・プーチン大統領が体調を崩していることから、ロシア側からは来月の日程調整が難しいとの打診が来ているという。

　日本政府は、来月下旬の訪問をなお模索しているが、来年１月以降に延期せざるを得ない可能性が高まっている。