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米大統領選 ハリケーン被害で投票所混乱も

2012年11月4日 9:03

 アメリカ東海岸を襲ったハリケーン「サンディ」の影響で、アメリカ大統領選の投票所などでは混乱が起き始めた。

 投票日を6日に控え、被害の大きかったニュージャージー州では投票所の一部が浸水し、3日も広い範囲で停電が続いている。このため被災地では、消防署の車庫など比較的被害の少なかった場所に臨時の投票所を設置して対策を進めている。しかし、投票に使う電子投票機が予定通り届いていなかったり、別の投票所の投票機が届く地域があったりと、投票日に向けて不安も出ている。

 また、復旧作業が続く中、ガソリン不足が深刻となっている。ニュージャージー州の知事は2日、州内の12の郡で給油規制を行う異例の行政命令を出した。ナンバープレートの番号が奇数か偶数かで給油できる日を決めて対応を進めているが、市民からはすでに苦情が出ている。