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パナソニック 最終赤字7650億円見通し

2012年10月31日 21:58
パナソニック 最終赤字7650億円見通し

 「パナソニック」は31日、12年4月から9月までの中間決算を発表し、大幅な赤字となった。通期での見通しも、大きく下方修正している。

 パナソニックの連結での中間決算は、6852億円の最終赤字となった。13年3月期の業績見通しも、当初の500億円の黒字から7650億円の最終赤字に下方修正した。世界的な価格競争力の低下などから携帯電話やソーラー事業の販売計画を見直し、将来の収益と見込んでいた分を取り崩したことなどが主な要因。

 パナソニックは、ヨーロッパで展開しているスマートフォンの販売事業からは12年度中に撤退するなど、収益性を図るための構造転換を図るとしている。

 一方、日中関係の悪化に伴う影響は、通期で売上高で1000億円の減少を見込んでいる。