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東京都議会、石原知事の辞職を了承

2012年10月31日 14:13
東京都議会、石原知事の辞職を了承

 東京・石原慎太郎都知事は、31日午後1時から開かれた都議会臨時会で、辞職が了承された。

 石原都知事は31日正午頃、自宅を出た際、都知事としての最後の日の心境について、記者団に「長いね、ちょっと長すぎたかもしれないけれど。かなりいい小説を書いた後の解放感と満足感。そんな感じですな」と述べた。

 石原都知事はこれまで、ディーゼル車規制など独自の政策を打ち出してきた。しかし、今回の突然の辞任では、都庁内に戸惑いもある。20年のオリンピック招致や、沖縄・尖閣諸島購入目的で集まった14億7000万円の基金化など、道半ばのものもある。

 石原都知事の後任を決める都知事選挙は12月16日に投開票が行われ、後任が決まるまでは猪瀬直樹副知事が知事代行を務めることになる。

 石原都知事は、今後は国政に進出し、たちあがれ日本を母体に、自らを代表とする新党を立ち上げ、第三極の結集を図りたい考え。ただ、政党間には政策の違いがあり、これを越えられるかどうかが焦点。