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来月5日から日米共同統合演習~防衛省

2012年10月31日 1:49
来月5日から日米共同統合演習~防衛省

 防衛省は30日、自衛隊とアメリカ軍の連携を深めるための日米共同統合演習を来月5日から行うことを発表した。

 共同統合演習は「鋭利な剣」を意味する「キーン・ソード」と名付けられており、来月5日から16日までの12日間行われ、今回が11回目となる。

 九州や沖縄、北海道、秋田沖などで、離島防衛を想定した海上・航空作戦を行うほか、沖縄・嘉手納基地では、日米共同の基地警備訓練が予定されている。自衛隊からは陸・海・空の隊員3万7400人と艦艇30隻、航空機240機のほか、アメリカ軍から約1万人が参加する。

 今回の演習では当初、沖縄の離島・入砂島を使って奪還訓練も検討されていたが、地元からの強い反対や、沖縄・尖閣諸島をめぐって緊張関係が続く中国政府を一層刺激するとの懸念もあり、見送られた。