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文化勲章・功労者に山中教授、宮崎駿監督ら

2012年10月30日 12:24
文化勲章・功労者に山中教授、宮崎駿監督ら

 今年度の文化勲章受章者と文化功労者が30日に発表され、文化勲章にはノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった京都大学・山中伸弥教授(50)らが、文化功労者にはアニメーション映画の宮崎駿監督(71)らが選ばれた。

 山中教授は会見で「私はまだ50歳でございますので、人生の大先輩の他の受章者に、負けないような人間になれるよう、今後の人生を頑張っていきたい」と語った。

 文化勲章には山中教授の他、映画監督・山田洋次さん(81)ら計6人が選ばれた。

 一方、文化功労者には、宮崎監督の他、歌舞伎俳優・松本幸四郎さん(70)ら15人が選ばれた。

 幸四郎さんは会見で「苦しみを勇気に、悲しみを希望に変えるのが俳優という職業じゃないかなと。よく途中であきらめずに今日まで続けてこられたなと」と語った。

 また、宮崎監督は「アニメーションも映画です。映画は常に、文化を破壊し、損ねる可能性を持っています。いつも危うい道のりに立っていると自戒し、浮かれないことにします」と文書でコメントを寄せた。

 文化勲章の親授式は来月3日、文化功労者の顕彰式は来月5日に行われる。