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日立 最終利益40.9%減の301億円

2012年10月30日 23:10

 「日立製作所」の12年4月から9月のグループ全体の決算は、最終利益が前年同期比マイナス40.9%と大きく減少した。

 売上高は4兆3555億円(前年同期比4.7%減)、営業利益は1636億円(同4.1%減)、最終利益は301億円(同40.9%減)の減収減益となった。

 中国の景気減速を受けて建機部門の収益が悪化した他、経営再建中の半導体メーカー「ルネサスエレクトロニクス」の持ち分法損益が悪化したことなどが響いた。

 また、今後、中国の景気減速の影響がより大きく出てくるとして13年3月までの年間の業績予想を見直し、売上高を前回予想の9兆1000億円から9兆円に下方修正した。営業利益と最終利益の予想は据え置いている。