不活化ポリオ接種後死亡、因果関係認めず
ポリオの予防接種から約3週間後に死亡した乳児について、接種が原因とは考えられないという結論が出た。
厚労省の専門家会議は29日、手足がまひする副作用がない「不活化ポリオワクチン」を先月1日に接種した女の乳児が、18日後に嘔吐(おうと)し、翌日に死亡した例を検討した。
その結果、「症状が出るまでに日にちが経過しすぎている」として、「死亡とワクチン接種との明確な因果関係は認められない」と結論付け、接種は続けられることになった。
不活化ポリオワクチンは先月に導入されたばかりだった。