×

日本脳炎の新ワクチン、104人に副作用か

2012年10月29日 15:23
日本脳炎の新ワクチン、104人に副作用か

 日本脳炎を防ぐワクチンは09年、副作用がより少ないとされるものに切り替わっていたが、その後、104人に副作用とみられる症状が出ていたことがわかった。

 日本脳炎の新しいワクチンは、09年6月に導入されてから約3年間で延べ1000万回以上、接種されている。医薬品医療機器総合機構(=PMDA)によると、3年間で104人に副作用とみられる症状が起き、最も多いのは「発熱」で41人、「熱性けいれん」と「けいれん」がそれぞれ15人などとなっている。

 日本脳炎のワクチンは04年、脳脊髄炎の副作用を受けて厚労省が接種を実質的に中止し、新しい製造法によるワクチンを導入していた。厚労省は31日に開く専門家の会議で、因果関係を検討することにしている。