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NY株25ドル安 企業業績先行きに警戒感

2012年10月25日 8:40

 24日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、企業の業績の先行きに対する不安から、ダウ平均株価は前日比20ドル以上値を下げて取引を終えた。

 アメリカ商務省が24日に発表した9月の新築住宅の販売件数は前月と比べて5.7%増加し、市場の予想を上回った。こうしたアメリカの住宅市場の好調さに加え、中国の製造業の景況感を示す指標が好調だったことから、市場は当初、買いが優勢で進んだ。しかし、市場ではアメリカの企業業績の先行きに対する警戒感が強く、ダウ平均株価は前日比25ドル19セント下げ、1万3077ドル34セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比8.76ポイント低い2981.70で取引を終えている。

 また、23日に市場の予想を上回る好調な決算を発表したソーシャルネットワーク大手「フェイスブック」は24日、約20%株価を上げている。