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「007」最新作、ロンドンで世界初上映

2012年10月24日 10:57

 イギリスの国民的スパイ映画「007」シリーズの最新作が23日、ロンドンで世界に先駆けて上映された。シリーズは今年で50周年を迎え、ロンドンは「ジェームズ・ボンド一色」となっている。

 シリーズ23作目となる最新作「007 スカイフォール」は、ジェームズ・ボンドが所属するイギリス情報局秘密情報部が敵の攻撃を受け、危険にさらされた上司を守るため、ボンドが忠誠心をかけて戦うというストーリー。

 世界初上映の場となった「ロイヤルプレミア」には、出演者や著名人に加え、チャールズ皇太子夫妻も姿を見せ、節目の年に公開される最新作に国全体が期待していることを印象付けた。ボンド役のダニエル・クレイグ氏は「ここに来られてとてもうれしい。このプレミアは素晴らしい。これまで参加したプレミアの中で一番だね」と話した。

 また、ファンからは「イギリスの文化に溶け込んでいるし、みんなジェームズ・ボンドを愛しているわ」「イギリス人の心をとらえている。ロンドンで撮影されているのもいいね」といった声が聞かれた。

 今年は第1作の公開から50周年にあたり、ロンドンの町は「ボンド一色」となっている。ロンドンオリンピックやエリザベス女王の即位60周年イベントなど華やかな行事が続いた一年の締めくくりにふさわしいイベントとなった。