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ダウ平均株価、一時260ドル超の大幅安

2012年10月24日 8:37

 23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、企業決算を受けて先行き不安が広がり、ダウ平均株価は一時、260ドル以上値を下げた。終値は、前日比243ドル36セント安い1万3102ドル53セントだった。

 23日は化学メーカー大手「デュポン」などが決算を発表。純利益が減った大手企業が相次いだことから、市場では企業業績への不安が広がり、売りが優勢となった。

 また、「アップル」が23日、これまでのタブレット型端末よりも一回り小さい「iPad mini」を発表した。しかし、株価は3%下落した。理由について、アメリカメディアは、値段が予想より高かったためと分析している。

 取引終了後には、ソーシャルネットワーク大手「フェイスブック」が決算を発表し、売上高が12億6000万ドル(約100億円)と、前年同期比で32%増加したことが明らかになった。市場予想を上回ったため、株価も時間外取引で上昇している。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比26.50ポイント低い2990.46で取引を終えた。