北海道・泊原発のトラブル想定し防災訓練
「北海道電力」の泊原発が制御できなくなるトラブルを想定した防災訓練が24日、北海道内で行われた。
訓練は、後志地方の内陸部で巨大地震が発生し、泊原発の冷却機能が失われて放射性物質が漏れ出すおそれが高まったという設定で行われている。今回は、泊原発から半径30キロ圏内にある岩内町など13町村の住民が参加する全国でも最大規模の訓練となっていて、住民1800人がバスやヘリコプター、JRなどを使って実際に30キロ圏の外へと避難する。
屋内退避などを含めると、参加住民は7000人になり、北海道は、策定を進めている「原子力防災計画」に、訓練の検証結果を盛り込みたい考え。