×

ポリオ不活化ワクチン、接種19日後に死亡

2012年10月24日 12:22
ポリオ不活化ワクチン、接種19日後に死亡

 先月に導入されたポリオの不活化ワクチンを接種した乳児が、約3週間たって死亡していたことがわかり、厚労省は因果関係を慎重に検討する予定。

 厚労省によると、生後6か月以上1歳未満の女児が先月上旬にポリオの不活化ワクチンを接種し、その18日後、シャワーを浴びている間に鼻血を出しておう吐し、翌日に死亡したという。搬送先の医師は「吐いたものを喉に詰まらせたことも考えられる。接種から18日経過していて、積極的に因果関係を疑うわけではない」と話し、予防接種をした医師も、因果関係はないとみているという。

 ポリオの予防接種では、副作用が少ないとされる不活化ワクチンが先月に導入されたばかりだが、死亡例の報告は初めてで、厚労省は来週、専門家の会議で因果関係を検討する予定。