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北方領土、180億円かけ軍備強化 ロシア

2012年10月22日 21:36

 日本が返還を求めている北方領土に対し、ロシアは22日、今後2年間で約180億円を投じ、軍のミサイル防衛システムの近代化などを行う方針を明らかにした。

 ロシア・セルジュコフ国防相は22日、ロシア極東で記者団を前に、「今後2年間で70億ルーブル(約180億円)を投じて、択捉島と国後島にある移動式のミサイルの近代化などを行う」と述べた。

 インターファクス通信によると、北方領土では、市街地を結ぶ道路や2つの新たな駐屯地の建設が進められている。

 12月にも野田首相がロシアを訪問し、北方領土問題について話し合うものとみられるが、ロシア側は択捉・国後の2つの島の軍備の近代化を進める意思を示したといえる。