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「法相が暴力団関係者と交際」野党は追及へ

2012年10月12日 23:48
「法相が暴力団関係者と交際」野党は追及へ

 田中慶秋法相は12日、過去に暴力団関係者との交際があったことを認めた。「外国人献金問題」に加えて「暴力団関係者との交際」という新たな問題が明らかになったことで、野党は追及を強める構え。

 自民党・菅幹事長代行は、辞任するのが当然との考えを示し、野田首相の任命責任も追及する考え。これに対し、政府・民主党は、田中法相の辞任は必要ないとの立場をとっている。

 民主党・安住幹事長代行「田中法相は不用意だったかもしれないが、それが問題になって進退問題までというのは、私はちょっと行き過ぎではないかなと。しっかり説明責任と、その他に本当にあるのかないのかよく調べた上で、その上で、その後のことについては対応すればいい」

 しかし、そもそも田中法相については、身内の民主党関係者からも、閣僚に就任すれば「大変なことになるんじゃないか」とスキャンダルを懸念する声も出ていた。問題が長引けば野田内閣へのダメージが大きくなるため、民主党内からは「臨時国会を開く前に辞任することになるのではないか」との見方が早くも出ている。

 内閣改造からわずか10日余りで問題が発覚したことで、野田首相の閣僚人事に改めて厳しい視線が注がれている。